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富山サンダーバーズのスタッフが、チームからのお知らせ、イベント報告などを随時更新!

2013年08月 アーカイブ

2013年08月27日

拙いと完璧

金曜日の試合が中止になり、土日2連戦でした。
土曜日は、ほぼ完璧な内容だった高塩が、バント処理悪送球から流れが変わり敗戦。
一つのプレーが持つ意味を痛感した試合だった。
珍しく、大竹が打たれてしまったが今までほぼ完璧な内容を残してくれた大竹。
来週は立ち直ってくれるはず。

日曜日は、全てにおいて完璧な試合だった。
隆史は完封できるナイスピッチング(被安打2)
元気の登板間隔が開いてしまう事。
登板機会の少ない投手に経験を積ませる事も大事であり降板となったが素晴らしいピッチングだった。
もちろん、元気はいつも通り信頼のおける内容。
薮上も三者凡退の結果を残した。
打線も先制点を奪ってから試合を決める本塁打まで、見事なつながりを見せてくれた。
正に”何も注文の無い”試合だった。

土日2連戦は正反対の戦い。
拙い試合と完璧な試合。
つまり、本当の意味で”力”が備わっていないのだろう。
まだまだ未熟なチームなのだろう。
それでも、日曜日に見せてくれたポテンシャルは、後期の追い上げを充分に期待できる内容だった。
板倉の加入と共に生島をベンチに置ける贅沢。
恐らく生島の初回出塁率は5割を大幅に上回っているとは思うのだが、そんな贅沢が許される野手陣。
更に、青木が何かを掴んだかもしれない。
前期中盤くらいから右方向に強い打球が打てるようになり、淡白だった打撃の幅が拡がった。
これは大きい。
岡野の後塵を拝していた青木。
青木にポジションを奪われそうな岡野。
2人の競争から目が離せない。
もちろん、生島も指を銜えて観ているわけはない。
即ち、大上戸だってうかうかしてられない。
杉本には小林が
ユウゾウには島袋が
野原、駒井、板倉には佐竹、柿本が
球団創設7シーズン目であるが、こんなにスタメン表を見るのが楽しみなシーズンもない。
そして、しつこいかもしれないが、投手陣には中村の奮起を期待したい。
中村を安心して登板させることができれば、後期優勝も目の前にあると信じている。
しつこくて、プレッシャーになるかもしれないが、期待している。

皆様の中にも”あいつよりあいつが良い”との思いが沢山あると思います。
そのご贔屓の選手は、30日にスタメンではないかもしれません。
それでも、チーム内競争は厳しく、誰一人諦めている選手はいません。
今日スタメンじゃなくても、明日はスタメンに名を連ねているかもしれません。
厳しい競争あってこそ、チームは強くなる。
今後の戦いに期待して下さい。

2013年08月19日

新入団選手の意味

新戦力がデビューしました。
土曜日の石川県立での試合は、最速148キロ(スタジアム表示)で1回0封
日曜日は最速147キロ(チームスピードガン表示)で1回0封
大きな戦力になりそうです。
昨年のメサもそうでしたが、肩周りの柔らかさはドミニカン特有なのかもしれない。
殆どの日本人投手であれば、あそこまで肩が出てこないと体を開かないと投げられないのだが、開かずに腕が出てくる。
そして147〜148キロのストレート。
コントロールが素晴らしいとは言えないが、ある程度のコントロールがあり四球を連発して自滅するタイプではない。
現状、大家、高塩、隆史、元気と先発が安定しており中継ぎになりそうだが、先発としても期待出来る。
今後は3連戦であれば、大家、高塩、隆史が試合を作り、
右は元気、秦
左は佐藤、デラロサ
そして、風格すら漂いつつある大竹が控える。
戦える手応えを感じる。

そんな中で、個人的には中村恵吾に期待している。
右のサイドハンドから鋭い球を投げる。
投げるのだが、自信がないのか慎重になってカウントを悪くして四球。
実際、防御率こそ悪いが、そんなにヒットは打たれていない。
中村はケガで実戦から離れていた時間が長い。
しかも、公式戦を戦う中で登板機会が多いとは言えない。
デラロサが加入し、勝ちゲームでの登板機会は”今のままでは”訪れないだろう。
何をすべきか
何の為に努力するのか
苦しいと思う。
もしも、何を糧に、何をすべきか悩んでいるのであれば、隆史を見て欲しいと思う。
入団1年目の隆史の仕事は、チャートと敗戦処理
2年目の前期もチャートと敗戦処理。後期も終盤まで仕事は変わらなかった。
それでも腐らずに練習をした。
腐らずに試合に出たいアピールをし続けた。
百合が故障し、敗戦処理の中で安定した投球を続けていた隆史に先発のチャンスが回ってきた2012年9月。
チャンスは多くて2試合の先発。
1試合で終わる可能性も高かった。
それでも隆史は前だけを見続けた。
それが、長野オリンピックスタジアムでのチームメイトの心をも動かした力投につながった。
リードを許したまま降板した隆史の負けが消えた時の野手陣のリアクションは忘れられない。
それが、最終戦のノーヒッターにつながり、今季先発ローテーションを守り続けている事に繋がっている。

中村には、薮上には不本意かもしれないが、薮上程の時間が残されてはいない。
きっと、今この時も歯を食いしばって努力していると思う。
隆史は腐らなかった。
今でも、打たれて降板すると”次、投げさせてもらえますか?どうすれば投げさせてもらえますか?”と聞くほどの危機感を持っている。
中村がどれ程の危機感を持っているのか。
腐らない心を持っているのか。
腐らない心とは、自分を信じる事ができるのかどうか。

補強をして、本気で優勝するつもりだ。
プレーオフの石川戦
一打逆転の大事な場面
バッターはバルデス
こんな場面で”ピッチャー中村”と監督が自信を持ってコールする事を本気で期待している。
今は敗戦処理かも知れない。
敗戦処理だって立派な戦力だ。
その中で光る何かを見せられるか。
本気で期待している。

2013年08月15日

カギかけキャラバン隊(8/13)

8/13(火)に元気選手、青木選手、駒井選手が相ノ木小学校野球チーム「相ノ木ッズ」を訪問し、各選手それぞれのカギかけの講話を行うとともに野球教室を行ってきました!
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とても日差しが強く心配でしたが、少しでもたくさん選手と話や野球がしたいようでとってもパワフルでした!!そしてとても楽しそう!

カギかけをしっかりし、残りの夏休みも元気に過ごしてほしいですね!

そして次回は8月19日(月)キョーエイキャロット内にて「カギかけ」防犯キャンペーンのチラシ配布活動を行います。(予定15:00〜約30分ほど)参加選手は隆史投手、高塩 将樹投手です!

新入団選手

群馬に元千葉ロッテ、阪神の小林宏之投手が入団した。
本当にカケラも知らなかったのでびっくりしました。
NPBやMLBに復帰したいと本気で思っている選手に加入していただける事は
BCLの存在意義やレベルを認めていただいた証左だと思うので、素直に嬉しい。
もちろん、富山戦以外での大活躍を期待するのは都合が良過ぎるでしょうが・・・。
経験豊富な選手が加入するメリットは、監督コーチの指導を目の前で体現してくれることにあるし、
若い選手達が気軽にアドバイスを聞ける事もあるかもしれない。
技術や体力は若くても伸ばすことができるが、経験は時間の流れと共にあり、これだけは望み、努力するだけでは積む事ができない。
そんな選手達の力もあって、BCLのレベルが飛躍的に向上しているのだと思うし、心から歓迎したい。

さて、8月15日はBCLにとって選手獲得期限。
富山でも2人の選手を獲得・発表することが出来た。
松本、有澤が抜けた穴は、アメリカで武者修行を積んできた板倉が復帰することで埋めることが出来るだろう。
昨日14日の試合で守備の好プレーを連発した佐竹。
4番でリーグ盗塁王の野原。
気合と俊足と必死に進塁打を打ってチームに勢いをつける駒井。
腐らずに一生懸命野球に取り組む柿本。
外野手の層が厚くなる事は素直に嬉しい。
また、佐藤一枚だった左腕は、デラロサの獲得で厚みが増すだろう。
最速150キロ、常時140〜147キロくらいのストレートを持っており、多彩な変化球もある。
もちろん、時差ボケの解消を含め、コンディショニングが万全になってからではあるが、先発も中継ぎもできるデラロサに期待していただければと思います。
昨日の勝利で1.5ゲーム差。
チーム状態は上向きで、新加入選手が更なる後押しをしてくれると信じている。
まだまだ他球団で期限いっぱいでの獲得があるかもしれない。

ブログを書いている途中にこんなニュースを発見。
信濃毎日新聞によると、マウイの5番打者セラーノが信濃に
北國新聞によると、ナックル姫こと吉田えり投手が石川に
正式発表ではないが、新聞報道されているので事実だろう。
なんかワクワクしてきました!
明日からの試合が楽しみです!
そして、勝つぞ!

有澤渉

先日発表させていただいたように有澤が退団致しました。
昨年入団し、練習生から這い上がり、首位打者にまで輝いた選手。
地元高岡出身で、進藤監督の直系の後輩になり、NPB入りの期待も大きな選手でした。
もしかしたら、その期待の大きさが、責任感が強く真面目な有沢にはマイナスに働いてしまったのかもしれません。
無我夢中、必死で戦った一年目
大きな期待を背負った二年目
マークされ、研究されることは分かっていた。
だからこそ、オフに厳しいトレーニングを積んできた。
だからこそ、思うような結果が出なかったことがプレッシャーになったのかもしれない。
何度か話し合いを行う中で
”チームの役に立てなくて申し訳ない”と何度も繰り返した事が心に残り、引っかかっている。
野球を辞める理由は様々で、決断に至るきっかけも様々だ。
その様々な理由や葛藤の中で、殆どの選手が想いを残したまま野球を辞めざるを得ない。
きっと有澤もそうだと思う。
心から残念だ。
有沢の第二の人生が何処に向かうかは分からないが、第二の人生も、有沢らしく、真面目に精一杯がんばって欲しい。
いや、誰から言われなくても頑張るのだろう。
時には肩の力を抜き、溜め込まずに先輩や周囲の人に相談してみて欲しい。
時には、富山サンダーバーズの試合を観戦し、後輩達にエールを送ってやって欲しい。
そして、野球との関わりを絶たないで欲しい。

私個人の夢で恐縮ですが、富山で野球指導者になった卒業生が増え、富山の野球レベル向上に役立てる日が来ることも一つの目標であり夢でもある。
野球の技術論に正解はない。指導者の数だけ技術論があるのかもしれない。
そうであるとすれば、様々な技術論をぶつけ合い、融合し精査する事が進化やレベルアップに繋がることになるはずだ。
いつも”僕は地元なので”と野球教室や地域貢献イベントに積極的に参加していた有澤には、
私個人の勝手な想いとして、いつの日か富山で野球の指導者になって欲しい。
そしていつの日か、富山サンダーバーズの監督やコーチ、選手と技術論を戦わせて高めて欲しい。
それも一つの富山への恩返しだと思うから。

有澤の第二の人生が充実することを切に願っている。
頑張れ。
いや、頑張り過ぎるなよ。

2013年08月12日

験を担ぐ

週末3連戦を2勝1敗で借金を1減らした。
悪くはない。
もちろん悪くはないんだが、強欲に言えば、土曜の福井戦、勝ちたかったなぁーーーーー。
と、皆様と共に思っています。
諸事情により、金曜日、日曜日は帯同できず、試合詳細は不明であるが共に2桁安打。
土曜日は苦手な大西投手相手に・・・。
最近気付いたのだが、私がビジターに行かないと勝っているような気がします。
気のせいだとは思うのですが・・・。
少なくとも、後期帯同しなかった試合は2戦2勝なわけですから、ここは思い切って14日も行かないことにしようかなと・・・。
でも、即時配信ができなくなってしまうので・・・。
明日まで悩んで決めます。
それでも、3連戦の内容は決して悪くなかった。
大西君が良かったことも含め、悪くない内容だった。
帯同したからって負けるわけじゃない。
帯同しなかったからって勝つわけじゃない。
勝利は掴み取るもので、言い訳を用意して臨むものではない。
それでも・・・。悩む。
皆さんも”験を担ぐ”ことってありますよね。
これが”名古屋に行ってると勝つ”って難しい験担ぎにならないように!
明後日勝てば1.5ゲーム差!
勝つぞ!

2013年08月05日

百合翔吾

百合が引退しました。
富山の48番は、小山内→加藤→百合と受け継いだ大切な番号
横田前監督の指名で百合に背負ってもらった。
初年度は10勝10敗で期待に応えてくれた。とは言い難い。
何故なら48番に期待する数字ではないからだ。
昨年、今年と、ケガに悩まされながら、騙し騙しの投球にも限界が来てしまった。
”来年は壊れてもいい気持ちで投げます”と12年オフに意気込んでいたように、オフのトレーニングでも仕上げてきた感はあった。
ただ、肩、腰とケガに悩まされ、満足な投球が出来ないままユニフォームを脱ぐ事になってしまった。
実は、1ヶ月くらい前から覚悟は感じていた。
先週のシートバッティング登板に志願したと聞き、そこに覚悟が感じられた。
満足できる、納得できる投球が出来なかった事は想像に難くない。
引き際は難しい。
後悔が無いなんて事は、あるはずが無い。
ただ、チームに役に立てない。お客様に申し訳ない。そんな気持ちは理解できる。
ここが百合自身が設定した決断の時だったのだろう。
2シーズン半、お疲れ様です。
百合の第二の人生が幸せであるように切に願います。

2勝1敗

2勝1敗で首位まで2.5ゲーム差
成績が芳しいとは言えないが、新潟、信濃が強い為、首位まで僅差に付けられている事はありがたい。
先日の5連敗でも書いたが、5連敗中でも内容は良かった。
一つきっかけがあれば、ラッキーボーイが出れば、勝ちを拾えそうなチーム状況。
幸いな事に、お互いのデータがないマウイ・ハワイに勝つ事ができ
群馬には、あと一本、あと少しの内容で2勝1敗であった。
この3戦で共通していた事は、(ランナーや打者を)動かす(動く)野球の中で”内野ゴロをちゃんと打てた””スタートをちゃんと切れた”事。5月の連勝は正に”ちゃんと”できた事で相手のミスを突き勝利を重ねてきた。そんな野球が戻りつつある。
もちろん、3戦の先発も素晴らしかった。
高塩はデータが無い中で相手に敬意を抱き過ぎて失点したが、一回りしてからは力量を見極め冷静に対処し力のさを見せ付けた。
元気は今季一番かもしれない球のキレ。気合も含め勝たせてあげたい内容だった。
隆史はいつも通り。冷静に力量を推し量り、7回を1失点に抑える先発の役割を果たす。
前節で打たれてしまった秦、大竹も無難に無失点で切り抜け、自信の回復を含めた登板をすることが出来た。
役者や戦力は整いつつある。
なぜ復調気配があるのか。
尋常ではない危機感の中、酷暑のグラウンドで早出特打ち・特守する選手が増え続けている。
酷暑であり、練習をし過ぎればスタミナを含めベストコンディションで試合に臨めなくなるリスクもある中、そんな選手達が結果を出し始めている。
熱心に応援いただいているファンの皆様は、明らかに身体にキレが出てきた選手を複数名思い浮かべる事が出来るのではないでしょうか。
著しく守備が安定してきた選手の姿も思い浮かべる事が出来るのではないでしょうか。
前期の悔しい結果。
もしかしたら、コンディション維持に傾きつつあったメンタルを、足りない技術の向上に再度比重を置いた結果が良い方向に転がり始めているような気がします。
忘れてならないのは、我々はチャレンジリーグの選手である事。
チャレンジした結果のミスは許容できるが、消極的な、もしくは現状維持を目的とした結果については許容出来ない。
改めて考えさせられた7月でした。
後期も1/3を消化し、最悪のチーム状況からスタートしたにも関わらず、2.5ゲーム差でいられる事は、望外のラッキーである。
このラッキーを生かさない手は無い。
早出特打ち・特守に励む選手、居残り自主練に精力的に励む選手達を見ていると、
生かせると心から思える。
俺達は、やれる。

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