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5連勝

チームに勢いがあり、地力がついてきている実感がある。
WEEKLYの取材で、駒井が『進藤監督はレギュラーを決めてないと思うんです。結果を出せば使ってくれるし、結果が出なければ使ってもらえない。でも、進塁打とか内容のある打席を結果として評価していただける』と言っていた。
昨日の福井戦@福井県営で象徴的なシーンがあった。
初回、無死1・3塁で打席には駒井。
恐らくサインは”セーフティースクイズ”だったと思われる。
一点を取り、なおかつ足のある駒井も生きる作戦。だったと思われる。
結果はファール。バットに当てる前に走り出し、ベンチからは”当ててからでいいから!”の声が飛んでいた。
そして2ストライク後に打った打球はセカンドゴロ。
駒井はアウトだが、1点を先制しランナーはセカンドへ。結果としてスクイズと同様の結果であった。
駒井個人の成績は、1打席凡退で打率は下がるが、打点が1。
チームとしての成績は、得点が1、ランナーが得点圏のセカンドへ進塁し、アウトが1つ。
正に”結果”である。初回に先制点が欲しい場面で先制し、尚且つ得点圏にランナーを進め、4番の野原につなぐ。求められていた”結果”である。
チームの為に選手がおり、選手の為にチームがあるのではない。
駒井個人の打席結果としては凡退であるが、内容のあるセカンドゴロ。最低限の仕事を果たした打席に対し、駒井に待っていたのはハイタッチであった。
チームが目指すべき方向を全員で理解し、全員で進む。
やるべき仕事を理解できていれば迷わず進める。
結果として、福井は10安打で4得点。富山は9安打で7得点であった。

それでも、少し意地悪に言えば、結果を出せかった選手が使われなくなるのであれば、先発ではなかった選手からすれば・・・。と、思わなくもないが、全くチームから感じない。
大上戸が『スタメンはチャンスだと思いました。ここで結果を出せれば』と言っていた。
チャンスを貰った時に結果を出した、結果を出せなかった。
恐らくそこには皆が理解し実感できる”平等”があるのだと思う。

ここからは油断や慢心との戦いも始まる。
接戦をモノにする地力は付いてきたが、昨年の新潟のような圧倒する力はない。
恐らく7勝6敗(21勝14敗1分)0.600で間に合う。
石川が超える為には11勝3敗(21勝13敗2分)。
こちらがほぼ5割に対し、8割近い勝率が必要になる。
絶対的有利な数字に油断や慢心が生まれた時
信濃3連戦が繰り返されるのだと思う。
我々が10連敗しない保証は何処にも無い。
それでも、今のチームなら1戦1戦、素晴らしい戦いをしてくれるのだと信じられる。
先ずは金曜日の福井戦。
そこで勝つことを目標に。

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