トライアウトとリタイア
2月16日のトライアウト、ドラフトで二名の選手を指名させてもらった。
指名順は、1番目と12番目。
完全ウェーバーなので仕方ないが、1番欲しい選手を指名できることになる。
1番指名で元気の後輩の捕手を。
2巡目にクリーンアップ候補の外野手を。
なぜ投手ではないのか?そう疑問に思われた方も多いと思う。
実は、先週末、松井勇気から力の無い声で連絡があり、腰の負傷でドクターストップ。私生活にも支障をきたし、手術も検討しなければならなくなり、入団辞退と共に親とも相談し野球を諦める決断をした。そんな悲しい連絡だった。
ケガで野球を断念しなければならない事に対し、残念だし、可哀想だし、さぞ無念だと思う。
何度も申し訳ありませんと繰り返す松井に、しっかりケガを治し、再チャレンジする意欲が沸いたら連絡して来いとしか言えなかった。
まだ若いのだから、是非再チャレンジして欲しいと願うばかりだ。
そんな事情もあり、杉本一枚になる捕手の指名が最優先になった。
小林は、元気の後輩らしくやんちゃそうで肝が座ってそうな雰囲気だ。投手出身らしい勢いのある送球があり、杉本を脅かし、若林の尻に火をつける存在になるだろう好素材である。
松本はパンチがあり、肩も素晴らしい。クリーンアップ候補として期待できる。
恐らく野原、有澤は外せない現状から、駒井、板倉、更に内野手兼任の生島、佐竹と一つしかない椅子を争うことになるだろう。
もしくは、ファースト、DHを日野、島袋と争うことになるかもしれない。
更に、野原、有澤に良い意味でプレッシャーをかけてくれる存在になるかもしれない。
結果的に野手陣の層を厚くする指名になり、競争が生まれそうな気配を醸し出してくれそうだ。
野球を続けるチャンスを得た者
野球をリタイアしなければならないアクシデントがあった者
全て含めて精一杯頑張らねばと誓った数日間でした。
最後に、ケガが治ったら遠慮せず連絡して来い。
気にして待ってるぞ。