15 薮上貴司
新入団選手紹介その3
15薮上貴司
若い。
とうとう年齢が半分の選手が入団してきた。
本当に若く、顔も若ければ野球も身体もファンサービスも勉強が必要だ。
もちろん、社会人としての教育指導は絶対に必要だ。
説明会でも発表イベントでも若さ故の思い切りの良さよりも
先輩達に遠慮している姿が目立った気がする。
しかし、トライアウトでは年上の捕手のサインに首を振る等、投手らしい良い意味での我侭があったことは評価したい。
もちろん、若さ故に力んでしまって打たれたことも事実だが。
薮上には、開幕即戦力としては期待していない。と首脳陣は思っているのではないか。
身体も鍛えないと壊れてしまうかもしれないし、シーズンは短いようで長い。
早ければ5月末頃。
遅くとも後期スタート頃に戦力になってもらえれば良いと思う。
それまでは、大差の試合(これも立派な戦力であるが)から始まると思うが、1球1球が彼にとっては大きな勉強になるはずだ。
打者1人が1イニングになり、1イニングが2イニングになる。
大差の試合からチャンスのあるゲームに。
最後は僅差のゲームに投げられるようになって欲しい。
真面目にサボらず諦めずに中山コーチについていけば、大きな成長を実感できるはずだ。
ファンの皆様には長い目で見守っていただきたい。
皆様と接する時も、長い目で見守っていただければ幸いです。
きっと、若さ故の配慮が足りない面もあろうかと思いますが、
この子は成長できる素養、謙虚さを持っています。
若いとは成長するチャンスが大きく残されていることでもあり、
若さに油断すれば、気付いたときには時間が無くなっていることも意味する。
薮上が時間をどう捉えるのか。そこに成長の鍵が埋まっているのだと思う。