選手によっては、背番号に思い入れがある。
いや、殆ど全ての選手は背番号に思い入れがある。
逆に「この選手にはこの背番号を背負って欲しい」
そんな思いで球団が背番号を決めることもある。
富山サンダーバーズで、現在使用されていない番号で言えば
野原の33
田中の21
であろうか。
今回決定した番号の中にも
球団側から提示して決まった選手がいる。
大竹秀義の14番がそうである。
ピッチャーで14番
あまりピンとこないかもしれないが、ある大投手の背番号である。
当時、快速球で一斉を風靡し、当時は選手生命を奪うとされていた血行障害を世界初の手術で克服し、折れない心で復活した投手がいました。
その投手は15番をつけていたのですが、手術し、復活した後に14番に背番号を変更され、気持ちを前面に出した投球スタイルから”炎のストッパー”と呼ばれていました。
大竹も、将来を嘱望された快速球右腕。
肘の手術を乗り越え、今正に復活しようとしています。
そう、あの炎のストッパー津田投手のように。
復活した津田投手のストレートに差し込まれファールした現巨人軍監督 原選手(当時)が左手を骨折し、引退の遠因になったことは有名な実話であり、今現在も「津田投手との対戦に悔いはない」とおっしゃられている事も事実です。
男と男が真正面からぶつかり合った結果に悔いなどあるはずもない。
一人の男として羨ましい限りです。
その後、津田投手は若くして病に倒れ、志半ばでこの世を去ってしまうのですが、野球ファンの間に強烈な記憶を残す大投手でした。
大竹には、津田投手のよう折れない心で、気持ちを前面に出し”BCLの炎のストッパー”と呼ばれるような投手になって欲しい。
そんな思いを込めて、皆様にも大竹を見ていただき、叱咤激励をいただきたいと思います。
新入団選手の発表は、14日12:30 イオンモール高岡にて開催致しますので、
皆様のご来場をお待ち申し上げております。
参考:津田恒美氏
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B4%A5%E7%94%B0%E6%81%92%E5%AE%9F
参考:原辰則氏
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8E%9F%E8%BE%B0%E5%BE%B3
参考:もう一度、投げたかった−炎のストッパー津田恒美最後の闘い−
※個人的にですが、読むと必ず涙してしまい、思い出しただけで涙が出てくる名著です。
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%82%E3%81%86%E4%B8%80%E5%BA%A6%E3%80%81%E6%8A%95%E3%81%92%E3%81%9F%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%9F%E2%80%95%E7%82%8E%E3%81%AE%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%91%E3%83%BC%E6%B4%A5%E7%94%B0%E6%81%92%E7%BE%8E%E6%9C%80%E5%BE%8C%E3%81%AE%E9%97%98%E3%81%84-%E5%B9%BB%E5%86%AC%E8%88%8E%E6%96%87%E5%BA%AB-%E5%B1%B1%E7%99%BB-%E7%BE%A9%E6%98%8E/dp/4877287434