3連勝
時既に遅しかもしれませんが、やっぱり勝つと楽しい。
幾分かではありますが、気分も楽になります。
正直、連敗中は夜も中々眠れないし目も覚める。
ストレスが溜まると食べてしまうので体重も増加する等、本当に苦しい日々を過ごしました。
応援していただいている皆様にも、程度の差はあるかもしれませんが、苦しい思いをさせてしまった事に本当に申し訳ない思いで一杯です。
さて、3連勝の先発投手は
菊地、高塩、隆史でした。
菊地は丁寧に丁寧に投げて6回自責点2被安打6、奪三振は0で四死球が3の成績だった。
自責点2も疲れが見えた6回に2安打1四球を固められての2失点
奪三振が0でも抑えられた事が評価できる。
課題はスタミナと我慢。
そして、高校時代の球威を取り戻せるのかどうか。
即ち、メカニズムの修正こそが生命線を握るのかもしれない。
高塩は春先の球威が戻ってきており、万全の内容だった。
球数が増えたので完封とはならなかったが、見ていても何ら心配する必要のない投球。
球威があった春先に数々のスカウトの方から注目されただけのピッチングだった。
元々持っている投手としての要素については何ら心配がない。
課題は、一にも二にもスタミナ。
ポテンシャルに対する評価は非常に高い。
但し、1試合だけ好投しても夢のスタートラインにつくことは出来ない。
スタミナがつき、1シーズンローテーションを守れれば、結果は自然と付いてくる。
それが、夢へのスタートラインに付くことができる最低条件だろう。
オフの過ごし方がとても重要になる。
実は、一番感心したのは3戦目の隆史。
勝利投手にはなれなかったが、6回失点3自責1四死球0のナイスピッチング。
とにかく丁寧に丁寧に投げていた。
菊地のような球威があるわけではない。
高塩のようなキレのよい変化球があるわけではない。
自分の持てる力を最大限に発揮し、丁寧に丁寧に低目とコースを突いた。
討ち取るまでに球数を要するタイプなので、6回で降板することになってしまったが、想いとしては勝利投手を付けてあげたかったナイスピッチング。
決して潤沢なチャンスがあったわけではない。
敗戦処理を文句一つ言わず投げチャンスを待った。
数少ないチャンスを、自分の持っている力を過大評価することなく認識し、持ち味を発揮した。
以前、このブログで隆史を名指しで批判したことがある。
球威を出そうとコントロールが甘くなり、高目の抜け球が増え、当然の結果として痛打された時だ。
球威が欲しいのは理解できるが、現状認識が甘いとしか言えないピッチングだったからだ。
短所を伸ばそうとすることは悪くはないが、長所を消して短所を伸ばしたら、相対的にはマイナス成長でしか有り得ない。
野球だけではなく、仕事でも、私生活でも、全てにおいて正しい現状認識なくては成長は有り得ない事を再認識させてもらったことに対し、隆史には礼を言いたい程だ。
多分、入団してから初めて褒める。
隆史。ナイスピッチング。
3連戦を振り返って、ここまでレベルの高くなったBCLにおいて、
きっちり先発ローテーションを確保している投手からの大量点は望めない。
大量点を望めない中で何をするのか。
来季の巻き返しを見据え、残り4試合は重要な戦いだ。
勝利する為の姿勢と共に、皆様に注目していただきたいのは、有澤と島袋の打席です。
稲葉(新潟).343
有澤(富山).340
野呂(新潟).336
首位打者は、この3人に絞られました。
敢えて有澤には言いました”打ちまくってタイトルを獲れ”と。
タイトルも、ポジションも、勝利も、そして選手契約も、全ては与えられるものではなく、自ら獲るものです。
本塁打もトップ6本に対し、島袋は5本。
島袋はミートすればスタンドインするパワーがある。
力が入ってブンブン振ってる時よりも、軽い感じで打席に立って、軽い感じで引っ張る時の方が本塁打になっている気がします。
優勝やプレーオフ進出の権利はなくなりましたが、来季を見据えた戦いは続きます。
1シーズン応援していただいた皆様に少しでもお返しする為に。
選手個人はタイトルや来季の契約を勝ち取る為に。
残り4試合
精一杯戦おう