誇り
8月12日は、11対10の荒れた試合を辛くも競り勝つことが出来ました。
ご来場いただいた方には、不可解な判定や長い中断もあり、酷暑の中、不快な思いをされた方も多くいらっしゃったと思います。大変申し訳ありません。
そんな中、チームに対して誇りを抱けることがありました。
先発のバイエスタスが1ヵ月半振りの実戦でコントロールが定まらず1・2回で5点を失い(3〜5回は落ち着いて0封。打者23人に対し、ゴロアウトが11個あり光明の見える登板でした)、4点を返し1点差に迫った無死満塁の場面。
打者:日野の背中の後ろへの投球で25分間の中断。
ワイルドピッチでもなく、デッドボールでもなく、『デッドボールだったが避けなかったからボール』で無死満塁2ボールナッシングから再開、投ゴロWプレーで2死2・3塁。島袋のショートゴロで同点機を逃したイニングだった。
もちろん、ワイルドピッチでもデッドボールでも同点の場面。
試合の流れを考えれば、こちらに流れを引き寄せられる場面を逃してしまった。
誰一人審判の判定に納得しない中、3回表をバイエスタスが結果3人で終えてくれたこと。
3回裏に5得点したチームに対して誇りを抱いた。
腐っても責められない判定。場面。試合。
しかも2死1塁から4安打2四球で5点を奪った。
何が彼らを発奮させたのか。
2回裏の25分間の中断時、監督はこう言ったそうです
『納得は出来ない。でもお客様を待たせる訳にはいかないから、とにかく試合を再開してくれ』
納得は出来ない、チームは同点機を逃すかもしれない。
流れを失うかもしれない場面でお客様のことを考えて再開を促したことに対して誇りに思う。
また、恐らくそれを聞いていた選手達が、2回こそ得点を奪えなかったが、3回に5得点したことに対して誇りに思う。
これを”勝敗は二の次か”と思う方もいらっしゃるかもしれない。
それでも、ご来場いただいたファンの事を思って、不利な判定を呑んだ事、それに発奮した選手達を本当に誇りに思います。
試合経過も何もかも大荒れの試合。
ファンの為に戦ったが故に
岡野プレーはグラブに収まったのではないか。
利己的ではなく、ファンの為に戦ったからこそ、はじく事なく収まった。
3時間56分声を枯らして応援して下さった皆様。
様々な理由でご来場はいただけなかったがいつも応援して下さる皆様。
皆様がおられる限り、チームは諦めないスピリットを持って戦うことができます。
本当にありがとうございます。
次節3連戦は好調の新潟・信濃・新潟の3連戦
チームの本当の力が問われる3連戦。
今後とも応援宜しくお願い申し上げます。