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2012年08月 アーカイブ

2012年08月20日

3連敗

週末3連戦3連敗でしたが、石川、福井もお付き合いいただき、首位まで0.5ゲーム差に踏み止まった結果、明日、金曜日の福井ME戦の重要度が高くなりました。
本当に勝たなければならない試合。頑張ります。

さて、3連戦の印象としては『新潟は強い』でした。
17日は寺田投手に8回1死まで無安打。8回1点を返し、3点差で9回は一打でれば・・・まで追い詰めたが敗戦。先発した杉山兼任コーチの出来がよかっただけに、悔しい敗戦でした。
しかし、寺田投手は2009年当時の出来を上回る絶好調。今は打たれる気がしないでしょう。
18日は10回表杉本のエラーがピックアップされるかもしれませんが、チーム全体でも3失策。富山らしい戦いではありませんでした。一番悔しいのは杉本自身。生まれて初めてサードを守る今シーズン。不甲斐無いエラーに自分自身に怒りを感じていると思うが、サードで使っている進藤監督も”攻撃の為に守備はある程度”のリスクは承知のはず。気にしない事は不可能だが、切り替えて打撃で取り返すつもりで頑張って欲しい。
元気が2点目のタイムリーを打たれ、交代した投手リーダーの武蔵。
昨年の活躍を考えれば、精神的に苦しい登板だったと思う。
腐らず、冷静に討ち取った姿に少し感動した。これからも頼むぞ、武蔵。
19日は完敗。
コントロールが良く、打たせて取るタイプのバイエスタスが高目への抜け球が多くては勝負にならない。コンディションを一刻も早く整え、本来の姿を見せて欲しい。
そして、ブラウンに待望の一発。推定135m弾が出たことは嬉しい限りだ。
本塁打が出ずに、やや強引なスイングが目立ち始めていただけに、これで落ち着いて打席に立つことが出来ると思う。
あれだけのパワーがあれば、もう少しコンパクトに振っても届くから大丈夫。追い込まれても無理せず逆方向に打てる技術はあるので、本当に恐い打者になりそうだし、クリーンナップを任される日も近いのではないか。
しかしながら、この試合は言い訳の無い完敗。本当に悔しい。

3連戦を振返ってみると、殆どの野手を使い切っている。18日に至っては最後は菊地を野手でスタンバイさせる程であった。
そんな中で、やはり有沢、生島の不在は痛い。特に両名が足を使える選手であることが痛みを増しているように感じる。
有沢の完全復帰は間近にあるが、生島は有沢よりは時間がかかりそうなだけに、1日でも早い完全復帰が待たれる。
足にスランプなし。足があるだけで相手にはプレッシャー。
足を讃える文句は多いが、正にその通り。
本当に一日も早い完全復帰が待ち遠しい。

最後になりますが、練習拠点である立山野球場において完敗を喫したこと。
突然の豪雨一時中断にも関わらず、声を枯らせて応援して下さった皆様。
本当に申し訳ありません。そして、ありがとうございます。
冒頭にも触れましたが、不幸中の幸いではありますが、石川、福井もお付き合いいただいていますので、明日21日火曜日、24日金曜日の福井ME戦が本当に重要な意味を持ちます。
皆様の応援無くして勝つことは叶いません。
皆様のご声援が、一歩、1センチ足りない選手達に、一歩、1センチ先に到達し届かせてくれます。
まだまだ優勝を諦めてはいませんし、チャンスも十二分にあります。
何卒、ご声援賜りますようお願い申し上げます。

2012年08月13日

誇り

8月12日は、11対10の荒れた試合を辛くも競り勝つことが出来ました。
ご来場いただいた方には、不可解な判定や長い中断もあり、酷暑の中、不快な思いをされた方も多くいらっしゃったと思います。大変申し訳ありません。
そんな中、チームに対して誇りを抱けることがありました。
先発のバイエスタスが1ヵ月半振りの実戦でコントロールが定まらず1・2回で5点を失い(3〜5回は落ち着いて0封。打者23人に対し、ゴロアウトが11個あり光明の見える登板でした)、4点を返し1点差に迫った無死満塁の場面。
打者:日野の背中の後ろへの投球で25分間の中断。
ワイルドピッチでもなく、デッドボールでもなく、『デッドボールだったが避けなかったからボール』で無死満塁2ボールナッシングから再開、投ゴロWプレーで2死2・3塁。島袋のショートゴロで同点機を逃したイニングだった。
もちろん、ワイルドピッチでもデッドボールでも同点の場面。
試合の流れを考えれば、こちらに流れを引き寄せられる場面を逃してしまった。
誰一人審判の判定に納得しない中、3回表をバイエスタスが結果3人で終えてくれたこと。
3回裏に5得点したチームに対して誇りを抱いた。
腐っても責められない判定。場面。試合。
しかも2死1塁から4安打2四球で5点を奪った。
何が彼らを発奮させたのか。
2回裏の25分間の中断時、監督はこう言ったそうです
『納得は出来ない。でもお客様を待たせる訳にはいかないから、とにかく試合を再開してくれ』
納得は出来ない、チームは同点機を逃すかもしれない。
流れを失うかもしれない場面でお客様のことを考えて再開を促したことに対して誇りに思う。
また、恐らくそれを聞いていた選手達が、2回こそ得点を奪えなかったが、3回に5得点したことに対して誇りに思う。
これを”勝敗は二の次か”と思う方もいらっしゃるかもしれない。
それでも、ご来場いただいたファンの事を思って、不利な判定を呑んだ事、それに発奮した選手達を本当に誇りに思います。
試合経過も何もかも大荒れの試合。
ファンの為に戦ったが故に
岡野プレーはグラブに収まったのではないか。
利己的ではなく、ファンの為に戦ったからこそ、はじく事なく収まった。
3時間56分声を枯らして応援して下さった皆様。
様々な理由でご来場はいただけなかったがいつも応援して下さる皆様。
皆様がおられる限り、チームは諦めないスピリットを持って戦うことができます。
本当にありがとうございます。
次節3連戦は好調の新潟・信濃・新潟の3連戦
チームの本当の力が問われる3連戦。
今後とも応援宜しくお願い申し上げます。

2012年08月01日

入団と退団

2012シーズンに達成すべき目標は”優勝”です。
残念ながら前期は北陸地区最下位
目標を達成する以前の問題でした。
前期終了時点でのブログでも書きましたが、チームとしての方向性は間違っていない。
失策も少なく、安打も、進塁打も出ている。
方向性を確認して後期に臨みましたが、後期は先発投手陣がピリッとしない。
コントロールが良く、自滅しない先発タイプを探している時に
巡り合わせ良く獲得することができました。
2011年の与四死球率は1.9(9イニング投げた時に与える平均四死球)と、米国での6シーズン通算でも3.0とコントロールは間違いないと思います。
残念ながら、2012年は6.2とやや数字を落としていますが、登板数も少なく、さほど気にする数字でもないと考えています。
奪三振率は米通算で7.8、日本では5.1→2.9ですから、打たせてとるタイプの先発投手であることが数字から分かります。
9回完封!とは行かないかもしれませんが、7回から8回を2失点の安定した成績を残してくれるものと期待しております。
翻って、西川、メサが退団することになりました。
西川は高岡出身の期待の選手。
投げる以外の面では充分戦力でしたが、克服できませんでした。
気持ちの良い男ですから、第二の人生も今まで通り精一杯頑張って、今よりも輝いたお父さんになると思います。既に次に目指す道を決めているようで、その道に向かって勉強中とのこと。西川ならやれるはず。がんばれ。
メサは最速156キロにベースの端から端まで曲がるスライダーを持ち、素材は一級品でした。
柔らかい筋肉と関節。
骨格・筋肉面で日本人には投げられないような球を投げ、期待せずにはいられない投手だったのですが、皆様ご存知のとおりの結果であり、後ろ髪を引かれながら退団の結論に至りました。

いつも考えてしまうのですが”あの選手にはこれが足りない””あの選手はもっとこうなれば”と。
しかしながら、そこを既に克服している選手であれば、富山に入団はしていないのかもしれませんね。
全世界にスカウト網を張り巡らせたMLBやNPBが放っておくはずはありませんから。

西川もメサも人間的にはとても尊敬できる選手だった。
控え、登録外になっても腐らずに練習に打ち込む姿や、社会貢献活動を嫌な顔一つせずに進んで参加している姿。
言葉の通じない異国の地で、文句一つ言わず野球に打ち込む姿。
別れは寂しいですが、新たな出会いもある。
彼等の第二の人生に幸多からんことを切に祈念しています。