目標
2位と前期優勝の望みを賭けて戦った福井ME2連戦
結果は1得点もできず連敗し前期優勝が消滅。
2位に2・5ゲーム差をつけられる悔しい結果になった。
大事な22日小矢部での試合は、満塁の好機を3度も逃し得点できなかったが、特に森本投手の成長と実力を見せつけられた試合であった。
森本投手自身が四球と安打で招いた無死満塁であったのだが、外角へコントロールしてきた直球は最速151キロ。常時147〜8キロ。キレも申し分なく、素晴らしいスライダーも持っている投手だけに外角オンリーの配球でも前へ打球を飛ばすことが出来なかった。
”何とかしてくれ”と思いつつも”これは打てない”との驚嘆とが混ざり合って、複雑な気持ちで3者連続三振を観ていた。
先日の石川MS戦でタイムリーヒット無しで勝った試合があった。
素晴らしい投球をした森本投手には素直に賛辞を送りたいと共に、石川MS戦でみせた、バットが折れようが、体勢を崩されて膝をつこうが、何が何でも内野ゴロを打ってやる!
そんな気持ち、意地、覚悟のようなものがあったのかどうか。
素晴らしい投手を前に多くの安打は望めない。
だからこそ凡打でも最低限の仕事を果たし得点する練習を積んで来たはず。
意地
覚悟
あったと信じている。
意地や覚悟があったとして、俺達に何が足りないのか。
自信なのだと思う。
常々”チーム状態は悪くない””そんなに負けるチームとは思えない”と言ってきた。実感もあった。
でも、勝てない。
何故?
何処が悪い?
何が悪い?
沢山のクエスチョンマークが頭と気持ちを支配し、気持ちを小さくしていた現状があるのではないか。
24日の横浜戦にもあった。
あえて名前を出すが、松井兼任コーチの9回の守備
得点差は4点。
無死1・2塁での緩いショートゴロ(記録はセカンド→ショートエラー)。
Wプレーは難しく見えた。恐らくエラーがなくてもアウト1つが精一杯のプレー。
4点差であれば満塁HRで同点の場面。
3点まではOKだから、ランナーを溜めるよりもアウトが欲しい場面。
アウトを一つ一つ積み重ねて試合を終わらせる場面とも言える。
結果論になってしまうが、兼任コーチとして、内野手のリーダーとして、積極的なプレーをして欲しかった。
ここも自信なのだと思う。
無難に、もしくは消極的ににプレーしてしまう。
この打球はショートが突っ込んで1塁送球が(結果論として)正解だったと思う。
選択したプレーは消極的で待ってしまった。
突っ込んで一つのアウトを獲る積極的なプレーではなかったと思う。
この悪い流れを断ち切ってくれたのはジョニーのビッグプレーだった。
右中間への当たりを恐れずにダイビングキャッチ!
恐れずに積極的なプレーをした結果、悪い流れを断ち切った。
勿論、抜けていれば”なんでセーフティーにいかないんだ!”となる。
結果論は結果論として、新しくチームに加入したジョニーの恐れなかったプレー、積極的なプレーを選手達に見習って欲しいと思った。
ここまでBCリーグのレベルが上がれば、一つのミスが勝敗に直結する。
だからこそ、ミスを恐れるのではなく、積極的なプレーでのミスは”しょうがない”と思って欲しいと思った。
ミスをすれば負ける。
当たり前だ。
それでも、消極的にプレーして公式記録にエラーのつかない”本当のエラー”をしてしまった方がチームのダメージは大きい。ご観戦いただいている皆様にも失礼だと思う。
結果は結果。
そこに覚悟を持ってチャレンジしたのかどうか。
前期の優勝が無くなった我々としては、5割が前期の目標だ。
そして、後期優勝は必達の目標だ。
松井兼任コーチはもっとやれる男だ。
責任感も強く、積極的に声を出し、指導を請われれば何時でも付き合う素晴らしい男だ。
だからこそ、松井兼任コーチがもっともっと積極的になれれば、後期優勝に近づけると思っている。
そして、NPB復帰にも近づけるのだと思う。
自信の裏返しは恐れだ。
俺はチャレンジする選手が観たい。
恐れのない、チャレンジするチームであると信じている。