波に乗り切れない
5月14日以来、ブログの更新を怠り誠に申し訳ありません。
さて、昨今の戦いは、投打の歯車が噛み合う試合が多くなり、
安打数と得点数の開きが少なくなってきました。
安打数が多く、得点が少ない→残塁が多い
安打数と得点の開きが少ない→効率の良い得点が出来ている
※試合展開、失策数、四死球数も絡むため全てに当てはまるとは言えませんが、概ね当てはまると言って良いのではないかと思います。
最近の数試合では”エラーした方が負ける”レベルが高く実力が拮抗した試合が続いています。
石川に勝った2試合も、福井に勝った試合も、富山の安打数が多いわけではなく、富山が無失策、相手の失策に乗じて得点を重ねて主導権を握り勝ち切る試合でした。
進藤監督が就任当初から”守りから勝ち切る”試合が実現出来ているのではないでしょうか。
もちろん、安定感を増してきたリリーフ陣。開幕当初から安定感抜群の菊地。動じない武蔵。便利屋で使われながら先発のチャンスで及第点の投球をした隆史。そして、腕を下げる事を決断し、抜け球の少なくなった坂間の活躍無くして語ることはできません。
リリーフ陣が安定すれば、先発投手は”6回迄投げれば”大丈夫。精神的に余裕が生まれます。
先日のヒーローインタビューで元気が”野手とリリーフ陣の勝利”言っていましたが、本音であり、チームが良い方向に進んでいる実感があるのだと思います。
そんな中でもコーチ兼任の杉山の調子が掴めない。
安心して見ていられる時と打たれだす時の差が良く分からない。
打たれた時でも、投げている球そのものは悪くない。なぜかタイミングが合っちゃう。としか表現しようがない。
杉山本人も相当悩んでいる。悩んで悩んでもがいている。
杉山の全盛期をテレビで観ていた者としては、歯がゆく、物足りない思いもある。
それでも、杉山は杉山だ。
今は悩んで、もがいて、悔しくて、苦しいかもしれない。
もしかしたら、全盛期の輝きを取り戻すことは出来ないのかもしれない。
しかし、栄光を知り、挫折を知り、愛する家族の為にも、富山のファンの為にも
全盛期により近い位置まで復活しなければならない男が、ここで終わるはずは無い。
何かを捨て、新しく構築しなければならないのかもしれない。
何も捨てず、磨き直すことで輝きを取り戻すのかもしれない。
日々の言動、行動、家族への愛、野球への愛。偉ぶらず、気配りが出来、練習に妥協しない。
人間として素直に尊敬できる男が杉山だ。
杉山がここで腐ったり、終わるはずも無い。
これからの登板で、何かが変わっているかもしれないし、何も変わっていないかもしれない。
そこには、杉山の意地があり、成長があるとはずだ。
フロントスタッフとして、一人のファンとして、
自信満々で仁王立ちする杉山が観たい。
それは、ほんの近い未来に待っていると信じている。
あいつは、やれる男だ。