2勝7敗1分
開幕から10試合を終えての成績は、2勝7敗1分 勝率222 北陸地区最下位である。
OP戦、開幕から10試合を戦い、ここまで手応えと勝敗が結びつかないことがあるのかと、とても不思議で口惜しいのが本音です。
収穫は沢山ある。
元気の成長が著しく、菊地、高塩は早くも欠かせない。杉山、武蔵は安心して使える。隆史、坂間も結果を出し投手陣には大きな手応えを感じている。
誤算があるとすればメサだろうか。
4月22日地元開幕戦で三振、三振、四球、セカンドゴロの無失点デビューをした時は“菊地→武蔵→メサ→杉山”の磐石リレー体制が整ったと思ったのだが・・・。制球難から自滅するケースが目立ち、素晴らしいスピードボールを生かしきれていない現状である。素晴らしい素材を持っているので、日本流の細かい野球や我慢を覚えて大きく成長してくれることを期待するしかない。あの投球は決して“まぐれ”ではなかった。
10戦して、先発陣の失点は、元気7回1失点、百合7回1失点、高塩7回1失点(自責0)、元気6回2/3無失点、百合3回4失点、菊地4回7失点、高塩7回2失点、元気6回1/3 3失点、百合8回2/3 6失点 菊地6回2失点であった。
先発投手が試合を“壊した”のは、3回4失点の百合と4回7失点の菊地だけであり、10試合で8試合は先発が責任を果たし、勝負になっていたことがわかる。
打線でも、島袋、大陽、松井、日野が3割超。杉本は安打こそ2本だが、7個の四球を選び出塁率は脅威の0.642をたたき出している。
しかし、このチームのキーマンは誰が何と言おうと駒井だと思う。
昨シーズンも駒井のマークが厳しくなるにつれてチーム成績は下降していった。
駒井一人に全てを背負わせる訳ではないが、駒井が復調すれば、好調を維持する島袋、調子の上がってきたJJ、杉本、日野、大陽まで続く打線は破壊力抜群だ。(守備位置を無視すればの話になってしまうが・・・)
こんなに手応えがあるのに勝てていない。4月終了時の2勝3敗1分が、GWが終わると借金が5に増えていた。
何故だろう・・・。采配に疑問は感じない。投手交代も理に適っている。
きっと、ほんの少し歯車が狂っているだけなんだろうと思う。
練習では昨年以上に声も元気もあり、強いチームの雰囲気が漂っている。
大陽が引っ張り、日野、杉本が雰囲気をつくり、杉山、松井両兼任コーチも進藤監督の下、戦うチームの雰囲気を上手くつくってくれている。
今年のチームは力がある。他のチームと比べても劣るとは思えない。
今は下を向きがちかもしれないが、今こそ胸を張り、堂々と戦わなければならない。
その為には、相手も自分も審判もお客様も、スタジアムにおられる全ての方々と野球に対して敬意を忘れず、1試合1試合全てを出し尽くさねばならない。
このチームは全力で走り続けられる。
明日からは、下を向いて歩く選手はいない。
全力で走り続けた先に、チームと皆様の望むモノがある。
そう信じている。
俺達は全力で走り続けられるチームだ。