プロフィール

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横田監督

10月5日14:00から、横田監督退任記者会見が行われる。
投手コーチとして3年間
監督として2年間
球団設立からの5年間
本当にご苦労様でした。ありがとうございました。

BCリーグ(北信越BCリーグ)を設立し、日本で2番目のプロ野球独立リーグと富山県に独立プロ野球チームを創ることはできた。
当時、先行した四国アイランドリーグは諸問題が頻発し、運営は参考になったものの、経営で参考にすることができなかった。
いざリーグや球団を立ち上げても、理念の実践、NPBの常識からの脱却、コンディショニングと地域貢献。
現場とフロントとの意見の相違が日常茶飯事であった。
現場の仕事は”勝つ””育成”であり、
フロントの仕事は”経営”であり”地域に愛される”ことが仕事である。
”勝つ”ことだけを考えれば、地域貢献イベント、学校訪問、野球教室、その他様々なイベントには参加しない方が、コンディショニングにとっては良い。
”地域に愛される”為には、イベントに参加しなければならない。
明らかな利益相反が生まれていた。
現場もフロントも、どこまでがOKでどこまでがNGか。
ある意味”勝つ”ことが地域貢献でもあるので、コンディショニングを優先することは間違えてはいない。
それでも、フロントとしては、野球をさせていただける地域の皆様への感謝すればこそ、イベント等への出演は断りたくない。
本当に苦労した。

横田監督が常々おっしゃられる”野球をさせていただける感謝”こそ、地域に根ざし、地域と共に歩む、独立リーグの真の姿勢ではないかと私は思う。
鈴木前監督と比して”勝つ”ことでの地域貢献は出来なかったのかもしれない。
しかし、横田監督ほど、地域に生きるチームの意味を理解し、成績が悪くなれば自身の去就に影響することを度外視して、地域の為に、特に地域の未来を担う子供達の為に身を粉にして指揮を執れる監督が居るのだろうか。

横田監督と2年間、コーチ時代も含めれば5年間、富山サンダーバーズが地域と共に歩むモデルの土台を共に創ることができたことを誇りに思う。
勝敗だけでは評価できない、横田監督でなければ出来なかった事が沢山ある。
横田監督が身を削って築いた土台に我々は立ち、愛され、誇れるものを建てなければならない。

はっきり言って寂しい気持ちと、申し訳ない思いでいっぱいだ。
溢れるほどの感謝の気持ちはあるが、申し訳ない思いの方が強い。
勝敗は横田監督だけの責任ではなく、思うような補強ができなかったフロントの責任の方が大きいにも関わらず。
本当に申し訳ない。
そして、本当にありがとうと言いたい。

横田監督
あなたが富山の地に残した足跡は、決して消えることはない。
あなたと接した子供達の輝くような笑顔は、そう遠くない未来に大きな花を咲かせるだろう。
5年間、お疲れ様でした。
そして、本当にありがとうございました。


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