引退記念試合
田中、町田、日名田、上田が引退した。
それぞれに持ち味を発揮し、結果を残した。
平日ナイター、振替試合にも関わらず、多くのファンの方に見守られ
静かではなく、明るくユニフォームを脱がせていただいたことに、彼等は感謝していると思います。
まず御礼を申し上げたいのは、やりにくい試合を全力で応えて下さった、福井MEさん及び福井ファンの方々。
日名田に対し、織田選手がフルスイングで惜別してくれたこと。
町田に対し、萩原投手が全球ストレート勝負してくれたこと。
特に萩原投手は、富山TB、NOMOクラブでも町田と同期。心意気に感謝しております。ハギ、ありがとう。
全力で戦っていただいた福井MEの皆様、そして、最後まで見守って下さった福井MEファンの皆様、本当にありがとうございました。
そして、富山ファンの皆様
日名田が降板した時の暖かい拍手、お言葉、忘れられません。
ベンチ裏で号泣する選手が多数見受けられ、改めて富山ファンの素晴らしさを感じていたようです。
町田のハギの心意気に応えた左中間最深部のHR。
決して長距離打者ではない町田が届くはずの無いスタンド。
届いたのは、ファンの応援だったのではないでしょうか。
上田は、いつも以上にシャープなスイングで右中間を破り試合を決定付ける2点タイムリー三塁打。HR以上に難しい三塁打を打つとは上田らしい。
田中は気負って球が上ずっていたけれども、2奪三振で締めた。田中らしい、ランナーを出してからのナイスピッチング。”強気”な田中がいました。
それも、全て富山ファンの皆様の暖かく、熱い応援があったからこそ。
本当にありがとうございました。
設立から5シーズンを語る上で、決して欠かせない4人の選手が引退した。
彼等はNPBへ行く夢を叶えることは出来なかったけれども、富山の地でプロ野球選手として、消えることの無い足跡を残した。
4人は新しい道を歩み始めますが、その先に幸多からん事を切に願い
時々で良いので、元気な姿をスタンドで見せてくることを期待しています。
最後になりますが、
本人達の意向で決意しながらも引退発表しない選手もおります。
フルスイングで空振りした者、らしくない長打を打った者。
千切れるくらい腕を振って抑えた者。
彼等の気持ちもファンの皆様に伝わったものと思います。
彼等については、11月3日のファン感謝祭にて、
ご挨拶をさせていただきたいと思います。
これから、今シーズン最後の戦いを目に焼き付けるべく、福井フェニスタに出発致します。