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申し訳ない

昨日の試合にて、福井MEの優勝が決まり、プレーオフ進出が無くなりました。
前期はどん底からM1まで辿り着いた底力に驚嘆し、”経験”の厚い壁に阻まれた口惜しい2位でした。
後期は一度も優勝争いに絡むことなく終戦を迎え、ご支援賜った株主、スポンサー、後援会の皆様、そしてファンの皆様に対し、本当に申し訳なく、何と申し上げたらよいのかわかりません。本当に申し訳ありません。

今シーズンを振り返ると、”歯痒い”としか表現できません。
打率、防御率、失点、全ての数字が2010シーズンより大幅に改善され、他チームと比較しても遜色はない。むしろ優れているとさえ言える数字もあり、数字だけを見れば勝敗数が逆でも不思議ではない。
事実、5点差以上の大敗は2・3試合しかなく、殆どが2点差以内の”ワンチャンス”の試合。
そのワンチャンスを生かせなかった事が、敗戦に繋がっていることは間違いなく、”ここで”の場面でことごとく凡退したシーンを思い出す度に歯痒い気持ちになります。

それにしても福井MEさんは強かった。
前期は投手陣の故障もあり、最下位に沈むも、強力な打線を軸に見事に立て直しました。織田選手、内田選手を軸とした打線には、何番からでも得点の取れる緩めることが出来ない投手にとってはキツイ打線でした。

また、石川MSさんも素晴らしかった。
石川さんは、今シーズン決して抜きん出た実力を持つチームではなかったと思う。
それでも、安定した投手陣を軸、ミスの少ない堅実な試合運びで勝利を重ねていった。
中でも、我々の借金をほぼ全て一人で作ってくれた、石川MS南投手が素晴らしかった。
勝負事にタラレバは禁物ですが”南投手さえ…”と言いたくなるのは私だけでは無いと思う。

前期を石川さん、後期を福井さんが優勝したのは実力通りであったと思う。
我々は力が足りなかったことを素直に認めなければならないと思う。
あの試合。あの打席。あの一球。
思い出し、口惜しく歯痒い思い出ばかりではあるが、
今シーズンを詳細に検証し、2012シーズンこそ皆様に恩返しができるように、明日の試合を一区切りとしたい。

明日の試合では、4選手が引退します。
設立からチームを支えてくれた投打の柱である田中、町田。
地元出身のプレッシャーがある中、主軸として活躍してくれた日名田、上田。

田中、投手陣の兄貴分として、陰日向に配慮してくれたこと。そして先発、中、抑えを問わず、強気のピッチングで数々の勝利をもたらせてくれたこと。本当にありがとう。

町田、明るい性格でチームの太陽となってくれたこと。地域貢献活動でもイベントでも町田がいれば安心できた。本職の野球はもちろん、野球以外でも存在感抜群の存在感。本当にありがとう。

日名田、1年目の成功と2年目のどん底。よく這い上がってきた。野球が好きだからこそ流せる涙を何度も見た。地元出身で周囲の期待も高かっただろう。小さい体で良く投げてくれた。立派だったぞ。

上田、入団初年度からレギュラーを掴み、骨折したことも、イレギュラーが顔面にあたって何針か縫うケガしたこともあった。進藤コーチの練習厳しかった。良く耐えてモノにした。見た目で損をするタイプだけど、よく腐らずに野球に集中してくれた。本当にありがとう。

4人が引退することは、はっきり言って寂しい。
寂しいが、これは彼等の新たなる旅立ちであり、祝福すべき事である。
明日を持って、彼らは第2の人生を歩むことになる。
その最後の雄姿を皆様と一緒に祝福したいと思う。

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