交流戦について
読売ジャイアンツ(ファーム)の胸を借り、腕試しをさせていただきました。
先発は日名田。5回被安打3失点0のナイスピッチング。直球を見せ球に変化球で討ち取る投球術が確立され、大陽も楽しくリードできたのではないか。時折見せるストレート勝負が光って見え、確かな成長と共に2010年の不振から完全に脱出した感じがします。
横田監督も2010年に我慢して成長を促した成果が見えて嬉しかったのではないかと思います。
では野手陣はどうか?
駒井の盗塁死は致し方ない。駒井の足、盗塁技術がNPBの肩にどこまで通用するかを試すような盗塁。盗塁死であったことは技術的に改善の余地があることを示している。技術的な面は進藤コーチに任せておけば改善されるだろうから、駒井には現状認識をしっかりしてもらい、進藤コーチと共に改善に取り組んでもらえれば問題ない。
安打数は4回で3安打。
やはりキャンプ中に登録→即1軍が囁かれていた好投手黄(ファン)からは中々打てない。
打てない中でバント失敗、進塁打を打てない。いや打たせてもらえない点はレベルの高さを裏付けるものであったが、BCLで優勝し、四国ILに勝利する為には・・・。修行が必要です。
身内贔屓を自覚してですが”このレベルなら勝負になる”印象を受けました。
但し、選手達が目指すのは、このレベルではなく、NPBの1軍で活躍できるレベルを目指さなくてはならないので、しっかりと現状と課題を認識してもらいたい。
さて、お帰りの際に多くの皆様がご指摘を受けた件についてですが、整理させていただきたいと思います。
試合開始前の中止決定→主催者(球団)判断
試合開始後の中止決定→審判判断
今回の結果として5回表終了時の雨天ノーゲーム判断ですが、審判を責めることはできないと思います。
アルペンスタジアムのスタッフ様のご尽力もあり、一度目の中断は砂を入れ、整備していただくことで続行できましたが、相変わらず弱くなったり強くなったりの雨天。
手がすべる、足がすべるの危険な状態に近づいていたことは間違いありません。
硬球は一つ間違えれば大怪我。当たり所が悪ければ死に至ることもあります。
審判団が選手の危険度を判断し、批判を覚悟で中止した事について責めることはできないと思います。
もちろん、球団としては後3アウトで試合が成立する状況ですから、営業的にも経営的にも”たった3アウト”と言いたいのですが、されど”3アウト”ですから。
審判の皆様は、100%の正解が求められる職務。
時にミスをするのが人間であり、100%であればロボットか地球外生命体。
もちろん当球団に不利な判定であれば、文句を言いたくなるを我慢するのが大変なのですが。
褒められることは殆どなく、たった1回のミスで批判に晒される審判の皆様に同情を覚えることもあります。
今回の審判団の判断につきましては、口惜しい想いが無い訳ではありませんが、批判を覚悟で中止決定した審判団に対し、何ら異議を申し立てる気持ちはありません。
むしろ、一度目の中断で試合を中止してもおかしくなかった状況の中、楽しみにしていただいたファンの皆様に5回表まで試合を観ていただく状況をつくっていただいたことに対し感謝し、試合前に中止の判断を下せなかった自分自身に対し、大きな責任を感じております。
ご来場いただいた皆様には、雨天、寒い中、熱いご声援をいただきありがとうございました。
また、払戻等のご迷惑をおかけしてしまい、誠に申し訳ありません。
お体ご自愛いただき、懲りずに富山サンダーバーズの応援をいただければ幸いです。
今週末からの4連戦。
皆様の熱い応援で、借金を完済したいと存じますので、
引き続き熱い応援を宜しくお願い申し上げます。