小山内 大和〜富山小山内4連続完封
〈M10再点灯〉
富山サンダーバーズのエース・小山内大和(26)が気迫の投球で、5試合連続の白星をリーグ記録となる4試合連続の完封で飾った。打線も4回、3連打で2点を挙げ、新潟を一蹴。優勝へのマジック10が再点灯した。
最後の打者を渾身のストレートで空振り三振に切ってとった小山内。「4試合連続の完封は、自分でも信じられない。39イニング無失点も今まで記憶にありませんね」とニッコリ。まさにエースの貫録だ。序盤から伸びのある速球で、次々に三振を奪う。毎回のように得点圏に走者を背負ったものの、「打者は打っても3割。7割は抑えられるし、慌てても仕方ない」。真っ向勝負で、4回までに7奪三振だ。
そして、後半は切れのあるスライダーで勝負。7回2死1、3塁のピンチを切り抜けると、小さくガッツポーズ。最後まで球威は衰えず、わずか105球で締めくくった。「完封記録はいつか途切れるけど、こういう投球を続けたい。自分で投げる試合はすべて勝ちます」と、強気な大黒柱は前期優勝に向け、力強く言い切った。