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2008年09月07日掲載

富山今季初降雨コールド負け

北陸地区首位の富山サンダーバーズは、新潟に4−5で逆転負けした。同点の7回に野原祐也(23)の左前適時打で勝ち越したが、その裏に2死から2失点。逆転を許し、8回裏の新潟の攻撃中、雷雨のため、コールドゲームとなった。石川ミリオンスターズも群馬に2−3で敗戦。先発の山崎猛志(25)が3失点。6回に4番・平泉悠(24)が、左翼場外へ2ランを放ったが追いつけなかった。

〈7回勝ち越しもその裏2失点〉
黒い雨雲を恨めしそうに見つめた。26分間の中断の後、降雨コールドが宣告されると、富山ナインは肩を落として、ベンチを後にした。7回に勝ち越したが、その裏に2失点。鈴木康友監督(49)は「あと1球。あそこで抑えてほしかった」と、逆転打を許した2死一塁での先発・田中孝次(24)の投球を悔やんだ。

初回に、新潟から加入した吉岡哲平(27)が、移籍後初安打となる左翼線2点二塁打を放つなど、打線が3安打3得点。苦手の左腕を相手に先制パンチを食らわせたが、この日は守備がかみ合わなかった。
3回無死一塁では、田中のバント処理が遅れ投前安打。続く一、二塁の投前犠打では、一塁へ悪送球。これで歯車が狂い、この回2失点。リーグ一の堅守を誇る守備陣にミスが続出した。「自分のミスで負けた」と田中。前半の失点が終盤に大きく響いた。

最後は7回途中から降り出した雨に泣かされ、今季初の降雨コールド負け。指揮官は「もう一度、鍛え直す」と気持ちを切り替えた。残り13試合。ばん回のチャンスは残されている。

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とやま・いしかわ報知
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