富山首位陥落、最下位新潟に0―17記録的大敗
〈最下位新潟に…投手陣崩壊〉
富山サンダーバーズが、最下位の新潟に0―17の記録的大敗を喫し、首位から陥落した。先発・生出和也(23)が、4四死球、8安打、7失点で3回途中KO。リリーフした松本真佐紀(23)も2本塁打を浴びるなど、投手陣が崩壊し、今季ワーストの17失点。打線もつながらず今季2度目の完封負け。BC初代王者に向け、痛すぎる1敗となった。
〈前日首位攻防耐え「燃え尽き」鈴木監督〉
サンドバッグのように打たれ続ける投手陣。どちらが首位なのか、わからないゲーム内容で、富山が完敗した。今季最悪の負けっぷりに、ナインもがっくり。鈴木康友監督(48)も「(前日)首位攻防戦が終わり、ホッとしていた。燃え尽き症候群。新潟の勢いを感じたが、ちょっとこれでは…」と、言葉を失った。
試合は序盤に決まった。いきなりの守備の乱れ。生出も調子に乗れないまま、制球を乱し、途中降板。新潟打線の猛打に、リリーフ陣も大崩れ。自慢の打線も、散発6安打とつながりを欠いた。
石川とのマッチレースのなか、残りゲームは6つ。無安打に終わった5番・井野口祐介(22)は「どこかで気が緩んだ部分が出ていたかも。でも、もう落ち込んでも仕方ない。やるしかありません」と気持ちを切り替えていた。