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2007年09月10日掲載

富山まさかの1敗

〈連勝6でストップ〉
首位の富山サンダーバーズが、8連敗中で最下位の新潟に、まさかの黒星を喫し、連勝も6でストップした。先発・生出和也(23)が序盤から制球に苦しみながらも粘投も、失策も重なり、5回までに2失点。7、9回にも失策から失点した。7回まで2安打に抑えられた打線が9回に2点差まで迫ったものの、追いつくことは出来なかった。
 
〈守備乱れ4失策〉
降りしきる雨の中、スタンドから聞こえるのは、ため息ばかりだった。リーグ一の強打を誇る富山打線が、6安打に抑えられ、わずか2得点。守備も4失策と乱れ、ことごとく失点につながった。鈴木康友監督(48)も「石川が雨天中止になっていたので、勝てれば、相手にダメージがあったのに。負け方が悪すぎ。お客さんには申し訳ない」と肩を落とした。
 内野陣が信じられないミスを連発した。三塁手・馬場健太(23)のトンネル、送球ミスなど、7回まで3失策で2点を献上。9回にも併殺崩れで1失点。守備が大崩れし、投手陣の足を引っ張った。打線も最後に見せ場は作ったものの、新潟の左腕・矢野新祐(19)の緩急抜群の投球に翻ろうされた。
 2本柱の小園司(25)、大滝紀彦(23)の故障に加え、町田一也(21)と優士(24)も腰を痛めて欠場。チームの危機が続く中、15日には敵地で石川との天王山を迎える。「今の戦力で、全力で行きます」と鈴木監督。首位を守るため、背水の陣で踏ん張るしかない。

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とやま・いしかわ報知
「スポーツ報知」にて富山、石川に密着したスポーツ記事を掲載中。

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