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2008年04月13日掲載

伊東 大輔〜元裏方さんが新天地でリベンジ

練習にも自然と熱が入る。19日の開幕戦に向け、富山・伊東は自らの打撃フォームを鏡に映し、入念にチェックを入れる。「日々成長。何でもいいから吸収して、完全燃焼したい」新加入の背番号63は、待ちきれない様子で言った。

“先輩リーグ”を見返したい。昨年まで四国アイランドリーグの愛媛マンダリンパイレーツで、2年間プレーした。1年目は故障もあり、打率1割台と低迷。シーズン途中の8月、戦力外通告を受けた。四国ILの合同トライアウトを経て、愛媛に再入団を果たした2年目も、出場機会には恵まれなかった。「環境を変えて、もう一度勝負したかった」球団別トライアウトで、雷鳥軍団に移籍した。

選手としては、ふがいない2年間だったが、″雑務″の経験は決して無駄にしない。
1年目の解雇後は、愛媛の球団スタッフとして5ヶ月間、汗を流した。「営業面から、何から何までやった。野球以外の面で勉強になることが多かった」富山加入後も、人が嫌がる荷物運びや掃除などを率先して行う。名門・横浜商大高3年夏に甲子園に出場し、AAA大会の全日本代表候補に入った逸材が、BCLでの飛躍を誓う。「泥臭い野球がしたい」と伊東。背番号63を付けた″元裏方さん″が、リベンジのシーズンへ燃えている。

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とやま・いしかわ報知
「スポーツ報知」にて富山、石川に密着したスポーツ記事を掲載中。

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