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2008年09月29日掲載

野原 祐也〜野原1差打点王逃す

富山サンダーバーズが今季最終戦で群馬に敗れた。打点王争いで3位につけていた4番・野原祐也(23)が7号ソロなど3打点を挙げたが、打点トップの2人、群馬・井野口、丹羽コンビも2打点を記録。1差でタイトルを逃した。また、小園司(26)のセーブ王の可能性も消滅した。石川ミリオンスターズはエース右腕・南和彰(27)がハーラートップタイの15勝目。信濃グランセローズに4−0で快勝した。

〈3打点猛追も〉
打点王を逃した野原が両手を腰に当て、うつむいた。「インコース真っすぐの絶好球でした。もうちょっと集中できていれば」8回無死一塁で迎えた第4打席。一打が出れば、打点王トップタイとなる場面で中飛。主砲は悔しそうに振り返る。
 
収穫もあった最終戦だった。第1打席で7試合ぶりの打点となる先制の右前適時打を放つと、「(無走者だから)狙ってました」という第2打席では、右翼スタンドへ先月24日以来の7号ソロ。第3打席もカウント0−3からの積極打法で右前適時打。「久しぶりのタイムリーが出て、いい形で最後を飾れた」と手応えをつかんだ。
 
「プレーオフでは、チャンスに強いバッターになりたい」と野原。頼れる4番のひと振りで、地区チャンピオンシップもゲットする。

〈小園S王ならず〉
右ひじ痛から復帰し、ここまで9セーブの小園だったが、目の前で群馬・越川が10セーブ目を挙げ、タイトル獲得はならなかった。小園は「仕方ない」と悔しそうだったが、横田久則コーチ(41)は「後期だけでタイトル争いは立派」と褒めた。球場から引き揚げる際には鈴木康友監督(49)が「4つセーブを挙げれば四国へ行けるぞ」と守護神にゲキをとばし、プレーオフでもフル回転させることを約束した。

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とやま・いしかわ報知
「スポーツ報知」にて富山、石川に密着したスポーツ記事を掲載中。

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