富山地区CSへ「日替わり捕手」作戦
〈福井戦雨天中止〉
富山サンダーバーズは27日に予定されていた福井戦が雨天中止。後期初勝利は29日の石川戦以降に持ち越しとなった。鈴木康友監督(49)は前後期のVチームで争われる地区チャンピオンシップ(CS)を見据え、捕手を日替わり起用するプランを明かした。
前期Vのあと、後期は開幕2連敗。だが指揮官は「いろいろなことを試せる環境だからね」と余裕を見せた。その1つが“日替わりバッテリー”だ。前期は廣田嘉明(26)が36試合中35試合に出場。しかし前日(26日)は小林雄輝(21)が初のスタメンマスク、この日は杉野篤人(23)がコールされていた。小林も昨日のリードは良かったし、杉野も(先発予定だった)大瀧とうまが合うみたいだからね」と指揮官。
「今後も投手との相性を見極めて使っていく」と捕手にもローテ制を敷く見込みだ。
また、数少ない右の強打者、廣田の外野手起用が可能になる。広田も「外野からだと新しい発見もある」とメリットを強調。プレーオフVへ向け、着々と弱点を消していく。