前期の福井1回戦が三国運動公園野球場にて行われました。
みなさんもご存じのとおり、0−4での敗戦という結果になってしまいました。
それでは、この試合を振り返ってみたいと思います。
この日の先発投手は、富山サンダーバーズが田中。福井ミラクルエレファンツが藤井。
田中だが、前回の登板でも立ち上がりに不安を残し、内容があまり良くなかったため、この日も立ち上がりを攻められると、苦しい展開になっていくのではないかと思っていたが、今回も、初回、福井の1番西川を打ち取った後の、2番荒井に死球、3番慶家に四球と自分でピンチを招く展開に。
そして、4番の織田に初球を叩かれ、ライト前のタイムリーヒットで先制を許す。
続く内田が、1死1、3塁の場面でセンターへの犠牲フライで2点目。
しかしすぐさま、0−2でリードされた2回表の富山サンダーバーズの攻撃でチャンスがやってくる。
先頭の4番島袋がライト前ヒットで出塁すると、5番成瀬が四球を選び、無死1、2塁のチャンス。
そこで、6番瀬戸がピッチャー小フライの送りバント失敗。
さらに2塁ランナーの島袋が飛び出し、帰塁できずにダブルプレー。
序盤はこのプレーが大きなポイントだったのではないかと思う(>_<)
この日の藤井の球速は、最速149km。
スライダーも130km後半を記録する球速ではあったが、決して調子は良くなかったと思う。
球速が速い藤井なので、バントの時も気をつけなければならない。
球が速い分、特に高めのストレートの時など、球威に押され、フライになってしまう可能性が高まるからだ。
藤井の調子があまり良くなかったというのは、5回を投げて、球数が80球を超える内容だった。
コントロールもバラつきがあった。
だからこそ、この2回のバント失敗が痛かった。
結果はどうなったかわからないが、送りバントを決め、1死2、3塁の場面をつくれば、藤井を苦しめることができたはずだ。
ましてやランナー2人を帰すことができれば同点。まだ回も2回。
球数も多く、あまり調子の良くないこの日の藤井であれば、攻め崩すチャンスはあったはずだ。
この後も福井は追加点を重ね、富山サンダーバーズは0−4とリードされる展開に。
チャンスは5回にまたもやってくる。
先頭の7番上田が四球、続く大陽がヒットで無死1、2塁のチャンス。
9番の近藤に出たサインは送りバントだった。
ベンチサイドからすれば、まだ5回、4点差はあるがこのチャンスになんとか2点を取って点差を縮めたい。そうすればこの試合まだまだわからない。
そういう考えがあったと思うが、その近藤もバント失敗。カウントが追い込まれたので、打撃に変更したが、ランナーを進めれず三振。
その後は藤井の渾身の力投で、9、1、2番を3者連続三振(T_T)
福井も藤井を5回で降板させ、6回から高谷、萩原、大西のリレーで勝利を手にした。
富山も攻め方は良かった。塁には出ている。ただ、その後のつなぎが良くなかった。きっちり決めてほしいところでのバント失敗。流れを引き寄せることができなかった。やはりミスをした方が負けるということだと感じました。
投手の方は、田中の後を引き継いだ日名田、武蔵は無失点の投球と素晴らしい内容でした。
バッターも、島袋と町田に2本づつヒットが出るなど、調子は上がってきている。
今回もわたくし永森大士が、この日の試合後に、横田監督、進藤コーチのインタビュー撮影に成功いたしましたので、後日、『ベンチ裏』でアップしたいと思います。
ぜひ、ご覧になってください(^^)